珠玉の音楽と圧巻の映像美で世界を感動の渦に包みこんだディズニー映画「モアナと伝説の海」
作品に登場するマウイは、映画製作初期には主人公だったのをご存じでしょうか。
制作過程でモアナが主人公に変更されたのですが、今回はマウイについて調べてみました。
変身できるはずのマウイがなぜ変身できないのか?
マウイの踊ったハカのことや最終決戦でのマウイのセリフの意味など。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
- 【モアナと伝説の海】マウイが変身できないのはなぜ?
- 【モアナと伝説の海】マウイの踊りハカを解説
- 【モアナと伝説の海】マウイの最終決戦のセリフの意味は?
【モアナと伝説の海】マウイが変身できないのはなぜ?
魔法の釣り針を失くしてしまったため
マウイが変身できたのは、魔法の釣り針のおかげでした。
元々マウイは人間だったのですが、両親に捨てられます。
それを哀れんで拾いあげた神様が、マウイを半神半人の存在にして魔法の釣り針を渡しました。
それでマウイはいろいろなモノに変身できるようになったのです。
ところがマウイは女神テ・フィティの心を盗んでしまいます。
同時に現れた溶岩の神テ・カァと戦いになり魔法の釣り針を海に落としてしまいました。
釣り針を失くしたマウイはその力を使えなくなり、変身できなくなってしまったというわけです。
なぜマウイは、女神の心を盗んだのかしら?
【モアナと伝説の海】マウイの踊りハカを解説
ハカはニュージーランドの先住民であるマオリ族の伝統的な踊り
儀式や戦闘の際に披露され、一族が団体で行う場合は部族の強さと結束力を表します。
- 足を踏み鳴らし、舌を突き出し、リズミカルに体で手拍子をとって、大きな掛け声に合わせて舞い踊る
- マオリ語では「踊り」全てを意味するが、近年は男性が中心になって踊ることを指す
- 男性限定のスタイルもあるが、女性限定のハカもある
- マオリ族出身の人でなくても習得することが可能で、誰でもが踊れるハカもある
声を上げて発する歌詞は、マオリ族の先祖の歴史を詩にしたものが多いようです。
言い伝えでは、生命の祝福を意味する踊りとして始まったといわれています。
夏の暑い日に熱による空気の震えは太陽神の息子・タネロレが母のために踊っているとして、現在のハカの原型ができたようです。
マオリ族は文字のない文化で、部族間のコミュニケーションのために体を使った踊りが重要な役割を果たしていたのです。
現代のハカには、仲間同士で不安を取り除く効果があり、団結力や自信を奮い立たせるために踊るダンスとして知られています。
ラグビーのニュージーランド代表は、試合前にハカを披露し、世界で最も象徴的なスポーツの儀式の一つとして有名です。
マウイの踊るハカは、実際にニュージーランドの若者から教わったオリジナルのハカをモデルにしているそうですよ。
【モアナと伝説の海】マウイの最終決戦のセリフの意味は?
ニュージーランドのマオリ族のハカです
Ka tū te ihi-ihi
Ka tū te wana-wana.
Ki runga ki te rangi
E tū iho nei
E tū iho nei. Hi!
恐怖に立ち向かえ
恐怖と戦え
空へ
闘え、空で
行くぞ!
こんな歌詞になっているんですね。
映画の内容とも相まって、ハカに興味が湧きますね。
マウイがカッコよく見えてきます。
まとめ
マウイが変身できないのは、魔法の釣り針を失くしたからでした。
なぜ、女神テ・フィティの心を盗んだのかは、マウイには悪意はなく全て人間のためを想っての行動だったようです。
豪快で目を引く踊りハカは、ニュージーランドの先住民マオリ族の伝統的な舞踊でした。
昔の、文字をつかわない文化の時には仲間とのコミュニケーションとして。
今は、仲間の不安を取り除いたり自信を奮い立たせるために踊られます。
溶岩の神テ・カァとの最終決戦でもマウイはハカを踊ります。
正に自信を奮い立たせる踊りですよね。
映画製作初期には主人公設定だったというマウイ。
確かに、モアナに劣らず重要な役どころです。
2024年12月6日(金)「モアナと伝説の海2」が全国公開されます。
また海へ旅立つモアナですが、今度はどんな冒険が待っているのでしょうか?
今から楽しみですね。