2017年に日本で公開された56作目のディズニー映画『モアナと伝説の海』
2024年12月6日には『モアナと伝説の海2』も公開されます。
美しく澄んだ海と色鮮やかな自然や、思わず一緒に口ずさんでしまう楽曲、主人公のモアナをはじめ、マウイなど魅力的なキャラクターが繰り出すストーリーに心惹かれた方も多いのではないでしょうか。
『モアナと伝説の海』でとても重要なのが「心の石」ですが、ストーリーが少し難しく感じた方もいるようです。
この記事では、マウイが人間のために心の石を盗んだ経緯やマウイの壮絶な生い立ちについて、詳しく調べてみることにしました!
- 【モアナと伝説の海】マウイはなぜ心の石を盗んだの?
- 【モアナと伝説の海】マウイの壮絶な生い立ちを解説!
- まとめ
【モアナと伝説の海】マウイはなぜ心の石を盗んだの?
マウイが心の石を盗んだのは、「人間のため」だったのです。
母なる女神の島テ・フィティ
昔、海しかなかった世界に、母なる女神の島テ・フィティがあらわれます。
テ・フィティの心は命を生み出すことができる偉大な力を持っていたので、それを欲しがる者が出てきました。
心を手に入れることで、その偉大な力が自分のものになると考えたからです。
そしてある日、半神半人であるマウイがテ・フィティの「心の石」を盗んでしまったのです。
溶岩の魔物テ・カァ
心の石が盗まれたことで、闇を作り出す溶岩の魔物テ・カァがあらわれ、世界は闇に包まれ命が消えていきます。
モアナの生まれ故郷であるモトゥヌイ島でも、作物が病気になり、魚も捕れなくなっていき、次第に闇の影響が出始めます。
それでは、なぜマウイは心の石を盗んだのでしょうか?
マウイも多くの者たちと同じように、偉大な力が欲しかったのかな?
ーー実はそうではなかったことがわかりました。
半神半人であるマウイは、心の石を盗んだことで閉じ込められていた石ころだらけの島で、初めて出会ったモアナに歌を歌います。
「
空を高く押し上げ、寒い夜に火を盗んできてやった、太陽をつかまえて昼間を長くした、風もかいならして舟に追い風吹かせた、島も引き上げたさ」歌詞にあるように、マウイは心の石を盗む前から、人間のために役に立つことをたくさんしてきたのです。
そして、人間が欲しがるものを全て手に入れられる力を持つテ・フィティの心の石を盗むことで、英雄として、更に人間の役に立てると考えました。
つまり、マウイが心の石を盗んだのは、「人間のため」だったのです。
偉大な力を得て強くなりたかったとか、見栄をはりたかったなどという理由ではなかったのですね。
【モアナと伝説の海】マウイの壮絶な生い立ちを解説!
マウイは、生まれてすぐ親に海へ捨てられてしまうという過去があります。
マウイが心の石を盗んだのは、「人間のため」でした。
そこで、マウイはなぜ人間のために心の石を盗んだのか不思議に思い、調べてみました。
すると、マウイの壮絶な生い立ちと深い関係があることがわかったのです。
人間の子として生まれたマウイ
マウイはもともと神ではなく、人間の子として生まれました。
しかし、生まれてすぐ親に海へ捨てられてしまいます。
マウイは、「こんな子はいらないと思ったんだろうな。それで海に捨てたんだ。何の役にも立たないって」と語っています。
テ・フィティのもとへ向かう夜の舟の上での、マウイの悲しそうな表情がとても印象深いシーンです。
このシーンで、半神半人であるマウイの中にある人間らしさを感じることができました。
生まれてすぐに親に海へ捨てられるなんて、マウイはとても辛かっただろうな……
神に拾われ半神半人となったマウイ
海に捨てられた赤ん坊は神に拾われ、自由自在に変身する力を持つ釣り針を与えられ、半神半人マウイとなったのです。
その後マウイは人間のもとへ戻り、島や火やココナッツなど、彼らが欲しがるものはなんでも与えてきました。
愛情に飢えていたマウイ
マウイは、役に立たないと思ったから自分は親に海へ捨てられたと言っていました。
親からの愛を知ることなく半神半人として長い間生きてきたマウイは、愛情に飢えていたのです。
マウイは人間の役に立つことで、愛されていると思いたかったのでしょう。
生まれてすぐ海に捨てられるなんて、とても残酷な生い立ちですよね。
心の石を盗んだ悪者かと思いきや、人間に愛されるために行動するマウイが健気に思えて切なくなってしまいました。
まとめ
この記事では『モアナと伝説の海』について、マウイはなぜ心の石を盗んだのか、マウイの壮絶な生い立ちについて解説しました。
- マウイが心の石を盗んだのは、「人間のため」だったのです。
- マウイは、生まれてすぐ親に海へ捨てられたという壮絶な過去があります。
心の石を盗んだ半神半人のマウイと聞いて、はじめは「どんなに恐ろしい存在なのかな?!」と思っていました。
でもマウイについて詳しく知るうちに、少しずつ印象が変わりました。
大柄で筋肉質な姿に全身タトゥーが入っていて、見た目はとても強そうです。そして自信家で陽気。
その反面、臆病で弱い部分もあります。
実は親に海へ捨てられるという壮絶な過去をもち、それでも愛されるため人間の役に立とうと行動するマウイが、いつの間にか憎めない応援したくなるような存在になっていました。
心の石を盗むという罪を犯してしまったけれど、モアナと出会い一緒に旅をし、葛藤を繰り返しながら、最後にはテ・フィティに謝ることもできました。
新しい釣り針をもらって生まれ変わったマウイがこれからの長い年月をどう生きていくのか、今後がとても気になりますね。
『モアナと伝説の海2』の公開がとても楽しみです!