義理の親と同居をしていく上で、食事や家事の分担をどうするかは嫁の立場からするととても気になりますよね。
ましてや料理が苦手だと、お義母さんにどう思われるか不安もあると思います。
わが家も5年前から同居をしていますが、今では家事のほとんどをお義母さんがしてくれています。
最初はどうしたらいいか戸惑ってたけど、話し合いをしながら今の形になったよ。
不安なことは事前にしっかり話し合い、お互いが納得したうえで同居を開始することが重要です。
- これから同居を始める人
- 料理が苦手なのに同居ができるか不安な人
- 同居での家事の分担をどうしたらいいかわからない人
同居生活5年目の私が、同居をする上での心構えや家事の分担を決めた経緯などを説明します。
料理が苦手でも義母と同居は出来る?
料理が苦手でも同居は出来る
同居をして、お義母さんとうまくやっていくためのポイントは「お義母さんは人生の大先輩である」ということを肝に銘じておくこと!
家事や育児などをこなしながら、夫である息子を立派に育ててくれた先輩なんですから、その時点でリスペクトできますよね。
料理が苦手なら、お義母さんに教えてもらいながら出来るようになりましょう。
お義母さんの料理は息子にとってはおふくろの味ですから、きっと喜ぶと思います。
私の場合は49歳からの同居だったので、いまさら料理を教えてもらう必要もないと思い全部丸投げしちゃいました。
同居を始めるときに「料理が苦手」「料理を教えてほしい」など、はっきり伝えておきましょう。
何も伝えずに変に気を使ったり、相手の気持ちを深読みしすぎるとストレスが溜まってギクシャクしちゃいますからね。
人生の大先輩であるお義母さんを頼って、感謝の気持ちを伝えると料理が苦手でも同居は出来ます。
家事の分担はどうしたらいい?
家事の得意不得意やこだわりなどを考慮して分担を決める。
わが家の家事の分担は以下のようになっています。
- 義母:食事・洗濯・ごみ出し
- 夫婦:掃除・買い出し
食事
食事は基本的にはお義母さんの担当です。
同居を始める前に夫からお義母さんに「私が料理が苦手なので夕食は作ってほしい」とお願いしてもらいました。
料理好きなお義母さんは「はい!喜んで~」と言わんばかりに、張り切って作ってくれています。
食材や生活雑貨の買い物もお義母さんがしてくれるので、食費と雑費はお義母さんに支払っています。
食事時間は、夫も私も仕事が不規則なため、3人が揃って一緒に食べることはなくて、お義母さんはたいていひとりで食事をすることが多いです。
食事のメニューに関しては、お義母さんにお任せしていますが、食べたいものがあればリクエストして作ってもらいます。
洗濯
洗濯もお義母さんがしてくれることが多いです。
同居を始めたばかりの頃は、別々に洗濯をしていたのですが、いつのまにかお義母さんがしてくれるようになっていました。
特にこだわりもないのでありがたい限りです。
掃除
掃除に関しては、私たちのテリトリーをされるのは正直嫌なので、お義母さんには自分の部屋だけをしてもらうようにしています。
リビングには愛犬のスペースや観葉植物もあるため、私と夫が分担して掃除をするようにしています。
トイレや浴室などは特に決めていませんが、仕事が休みの日には私が掃除しています。
買い出し
お義母さんは車の免許を返納しているため、食料品や日用品は仕事が休みの日にまとめて買いに行っています。
ほとんどの家事をお義母さんがしてくれているので助かっています
家の中に主婦が2人いると揉めることが多いと言われています。
今までの生活習慣や家事のこだわりなどで衝突したり、不満が溜まってしまうからです。
そのため、同居を始める前に得意不得意は何なのか、家事のこだわりポイントは何かなどをしっかりと話しあうことが大切です。
私の場合は料理が苦手なので、夕食を作ってくれるだけで素直にありがたいと思いましたし、洗濯に対しても特にこだわりがなかったので、お義母さんがしてくれることに対して不満などは全くありませんでした。
しかし、掃除に関してだけはこだわりがあったので、そこの部分をしっかりと伝えたことで、家事の分担がうまくいっているのではないかと思っています。
同居前に伝えたこと
- 家賃や光熱費・食費などはすべて3人で折半
- 私は料理が苦手なので、夕食は作ってほしい(お義母さんは料理好きとの情報あり)
- 掃除や片づけは自分の部屋だけしてほしい。リビングやキッチンなどは私がしたい。
- 物を増やさないでほしい
以上のことを、夫からしっかり伝えてもらいました。
当時まだ無職だったお義母さんに、生活費はすべて折半で出してもらうことには少し気が引けました。
しかし、いずれパートで働く予定があったのと年金ももらっていたので、遠慮なく折半にさせて頂きました。
元気なうちはお互い助け合いながら、お義母さんが高齢になり介護が必要になったときには、私たち夫婦が面倒をみるというかたちで折り合いがついています。
私が料理が苦手で出来ればしたくないということも、夫からお義母さんに伝えてもらっていたので、同居を開始してからは特に話し合うこともありませんでした。
「休みの日くらいは私が作ろうか?」と言っても、「仕事で疲れてるんだからゆっくりしてて」と言われます。
夕食の後片付けやキッチンの掃除などは、自然と私がやるようになりました。
お金のことは、特に言いにくいことだからこそ事前にしっかり要望を伝えて話し合いをすることで、後から揉めることも少ないのではないかと思います。
わが家の同居のかたちは?
わが家は、お義母さんが65歳で仕事を辞めたのをきっかけに同居を開始しました。
家族構成とプロフィール
同居を始めたときのプロフィールはこちらです。
- 夫 44歳 会社員
- 私 49歳 看護師
- 義母 65歳 無職 現在は週4日の時短パート勤務
私たち夫婦は岡山(私)と大阪(夫)の遠距離恋愛から結婚しました。
私が一人っ子で両親の面倒をみなければいけなかったこともあり、主人が婿養子に入ってくれて、大阪から岡山に来てくれました。
お義母さんは岡山在住の婿養子になった息子夫婦のもとへ神戸から引っ越してきたんですよね。
同居に至った経緯は?
夫は3人妹弟の長男ですが、結婚当初は同居の予定は全くありませんでした。
お義母さんは将来的には夫の妹と暮らす予定だったのですが、いろいろな事情があって、その話はなかったことになり私たち夫婦と同居することになりました。
当時の私が同居に踏み切った理由は以下の通りです。
- 生活費の負担が減る
- 家事を分担できる
- 元気なうちに同居をして将来のことを話しておきたいと思った
同居をすることに対して不安はもちろんありましたが、とにかくメリットだけを考えて前向きに捉えるようにしました。
私もお義母さんも若くないので「自分のペースを崩さずにうまくやっていける」と思うようにしていました。
わが家の場合は、お義母さんも私もお互いがある程度年齢を重ねていたので、同居に対してそこまでの抵抗はありませんでしたが、結婚当初から同居をするとなると、なかなか踏み切れないと思います。
上記以外のメリットを考えてみました。
- 子供(孫)の面倒を見てもらえることで、フルタイムで共働きが出来るため経済的な余裕が生まれる。
- 孫に関する資金援助をしてもらえる
同居することによって、育児のサポートをお願いできるのはとても助かりますよね。
もし子供が熱を出したら、どちらかが仕事を休まないといけません。
しかし親と同居していれば、子どもの体調不良が起こっても、親に子どもを預けて働くことが出来ます。
そういった点が同居のメリットなのかなと思います。
同居がうまくいくかどうかは息子(夫)次第
わが家の同居生活がうまくいっているのは、夫のおかげだと思っています。
もちろん私やお義母さんもいい大人で、お互いに気を使いながら生活しているのでうまくいくのは当然なのかもしれません。
義理の親と同居をする中で息子(夫)は、常にニュートラルでいなければいけませんよね。
だって、結婚してからも自分の親と一緒に暮らせているのは嫁のおかげなんだから、嫁に感謝して常に嫁の味方でいなくちゃいけませんよ。
うちの夫は、いつもニュートラルでいてくれて感謝を伝えてくれます。
きっと、私がいないときにはお義母さんにも同じように感謝を伝えているのではないかと思います。
もし、息子がマザコンだったり、嫁をないがしろにするような夫だったら、同居生活はうまくいきませんから、同居はしないほうがいいですね。
まとめ
今回は「料理が苦手な嫁でも義母と同居は出来る?食事や家事の分担はどうする?」についてお伝えしました。
- お義母さんは人生の大先輩なのでしっかり頼って助けてもらえば、料理が苦手でも同居は出来る
- 家事の分担は得意不得意やこだわりを考慮しながら話し合う
- 同居前にお金のことや要望をしっかり伝えておく
- わが家の同居のかたちは、婿養子に入った息子夫婦の家にお義母さんが引っ越してきた特殊なかたち
- 同居がうまくいくかどうかは息子にかかっている
同居はネガティブなイメージを持たれがちですが、同居をすることで得られるメリットもいくつかあります。
事前の話し合いや心構えひとつで、同居生活はうまくいくと思います。
この記事がみなさんのお役に立てますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました。